TALIS運営メンバー
Wellbelabo(ウェルビラボ)
代表 勝島 歩美さん
「もともとは公務員だったんです。でも、自分の働き方や生き方にずっと悩んでいて。」
そう語ってくれたのは、今、個人事業主や女性起業家、法人プロジェクトなどへの「キャリア伴走支援」を軸に活動するようになったWellbelabo代表の勝島歩美さん。
勝島さんが今の生き方・働き方を選んだのは自分自身の“もやもや”から始まったとお話してくださいました。
安定した職を手放す決断の背景には、「もっと自分らしく、楽しく生きたい」という強い思いがありました。
公務員から、自由な働き方へ
以前は公務員として働いていたという勝島さん、安定した職を手放すことへの不安はあったものの、
「もっと自分らしく、楽しく生きたい」という思いが強くなり、思い切って退職。
現在は、キャリア支援の他にも、歌手活動、司会業など様々なご活動をされています。
「今は本当に、楽しいことしか仕事にしていません。だから毎日が幸せです。」
そう語ってくれる勝島さんの笑顔はとても輝いていました。
“肩書き”よりも、“自分の名前”で生きる
今では様々な活動をされている勝島さんも以前は、自分の肩書きが何か分からないことに不安を感じていました、とお話くださいました。
公務員からフリーランスになると決めた時怖さはなかったですか?と尋ねると
「もちろん怖かったですよ。周りにも“辞めるの!?”って言われました。
でも学生時代の友人たちが“絶対できるよ”って背中を押してくれたんです。
肩書きを探していた時期もあったんですが
今の時代は本当に一つの枠にはまるっていうよりはもう多様な働き方ができる時代だからこそ
肩書きに縛られずに、自分の名前で胸を張って生きていけると思ったんです。
“いろいろやるのが好き”
だから、音楽も司会も研修もコーチングも全部が自分。だからそれでいい、それがいいなって思えたんです。
肩書きや枠に縛られず、“自分の名前”で生きる人を増やしたい。
そうすればもっと社会は明るくなると思うんです。」
その考えを形にしたのが、コンセプトでもある
「Be proud to work by your name(自分の名前で働くことに誇りを)」
安定を手放し、挑戦を選んだ先に見えた景色
独立後は順風満帆ではなかったともお話をしてくださいました。
「最初はコーチングのサービスをやっていたんですが、全然伝わらなくて、何度も断られました。
“向いてないのかな”って落ち込む時期もありました。」
そんなときに支えてくれたのは、周囲の言葉。
「“どんな経験にも意味がある”って言われて、ハッとしたんです。
それからは、失敗も『次に進むための経験』と思えるようになりました。」
“整える”ために意識していること
「意図的に休むこと。これを大切にしています。」
もともと“働きすぎてしまう性格”だったという勝島さん。
かつては「休む=悪いこと」と思い込み、常に走り続けていたといいます。
「でも、それだと終わりがないんですよね。
だから今は、“新しいこと1つ増やしたいなら、何か1つを手放すこと”を意識しています。
いっぱいになったら、違和感のあるものを手放す。
そうやって心の余白を保つようにしています。」
抱え込みすぎず、自分のキャパシティを見極めること。
それが、彼女にとっての“整える”という行為です。
この“整える”選択が、「毎日が幸せ」と感じられる日々へとつながっているのかもしれません。
これから挑戦したいこと
勝島さんの夢は、自分のように多様な働き方を楽しむ人を増やすこと。
そのために、キャリア支援だけでなく、音楽・司会・研修など、さまざまな活動を通じて「自分らしく働く」を体現しています。
「“人生をワクワクして生きる人”を増やしたい。
やりたいことをやって、毎日を楽しめる人が増えたら、社会全体がもっと明るくなると思います。」
読者のみなさんへのメッセージ
人の目を気にするよりも、“自分が幸せかどうか”を大切にしてほしい。
わがままでいい。 一度、自分のために生きてみると、きっと新しい世界が見えてくる。
編集後記
“何者でもなく、自分の名前”で働く。
勝島さんの言葉には、今を生きる女性たちへの温かいエールが込められていると感じました。
自由に、軽やかに、自分の道を歩むその姿が、まさに「Be proud to work by your name(自分の名前で働くことに誇りを)」を体現していると強く感じた時間でした。
ありがとうございました。
PROFILE
勝島歩美
Wellbelabo(ウェルビラボ)代表
Instagram:https://www.instagram.com/ayu_wellbelabo/
Website:https://katsushimaayumi.com/

