「私は」を思い出す時間を届ける働き方

朝起きた瞬間から、子どもの支度、ごはん、洗濯、仕事。
気づけば一日が終わっている。

毎日誰かのために動き続けるお母さんは、
いつの間にか「自分」のことを後回しにしてしまいます。

「私って、本当は何が好きだったんだろう。」


そう、お母さんたちに、自分自身と向き合う時間を届けたい。

富山県南砺市を中心に「Pilates Dear」を運営する高堂美佳さんは、そんな想いで一人ひとりと向き合っています。

今回は、高堂さんの活動に込められた想いを伺いました。

目次

自分の身体が教えてくれた、本当に届けたいもの

以前はエアロビクスインストラクターとして活躍していた高堂さん。
そんな彼女が活動の軸をピラティスへ移したきっかけは、ご自身の妊娠・出産だったといいます。

妊娠・出産を経験し、
「身体って、こんなにも変わるんだ…」
と、自分の身体が少しずつ変化していくことに戸惑ったといいます。

そのとき初めて、
出産という大きな出来事を経験したお母さんたちが、
どれほど身体や心に負担や不安を抱えているのかを、自分自身のこととして実感。


その変化を自分自身が経験したからこそ、
「お母さんたちは、もっと自分の身体を大切にできる場所が必要なんじゃないか。」
そんな想いから、今、高堂さんはピラティスを届けています。

身体だけでなく、心まで整えられる場所

子育て中のお母さんに

「最近どうですか?」と聞くと、多くの人が

「子どもが最近ね…」と答えるそうです。

だからこそ高堂さんは、会話の主語を”子ども”ではなく”あなた”に戻していってくれます。

「お母さんは寝れてる?」
「今日このあとどこ行くんですか?」
「姿勢も良くなったし、自分にご褒美あげたくならない?」

そんな何気ない会話が、お母さんたちから少しずつ、

「私は――。」

という言葉を自然と引き出してくれ、
身体を動かす時間が、いつの間にか自分自身と向き合い、大切にする時間へと変わっていく。

そして、それこそが、高堂さんがピラティスを通して
「お母さんたちが”私”を思い出すために」届けている時間でもあります。

幸せは、自分から、そして人へつながっていく

「子どもを大切にしてほしい。その想いはもちろんあります。
でも、その前に子どもを守っているのはお母さんなんですよね。」

インタビューの中で、
高堂さんは何度も「お母さん自身を大切にしてほしい」と話してくれました。

身体が整うと、 心に少し余裕が生まれ、
笑顔で過ごせる時間が増えていくーーー。

小さな変化は、やがて子どもへ、家族へと伝わり、幸せの輪を少しずつ広げていく。

そして、その想いは高堂さんご自身の人とのつながりや
ピラティス以外の活動にも通じていて

イベントやマルシェを企画し、多くの人と出会い、ご縁を育んでいく。

その積み重ねの中で生まれた信頼は、
自分や家族を支えるだけでなく、誰かの家族や人生を支えるきっかけにもなっていく。

高堂さんが目指しているのは、そんな温かな循環が自然と広がっていく社会なのだと感じました。

一歩踏み出せないなら、今は踏み出さなくてもいい。

最後に、挑戦したいけれど踏み出せない女性へメッセージをお願いしました。


返ってきた言葉は、

「一歩踏み出さなくてもいい。」

その理由を聞くと
”踏み出せないのには、必ず理由があるから。
不安なのか。迷っているのか。
何かが引っかかっているのか。

その”詰まり”を置き去りにしたまま進んでも、また戻ってきてしまう。

だからまずは、その気持ちを誰かに話してみる。
自分の中を整理してみる。
そうすれば自然と、一歩目は踏み出せると思いますね。”

そうお話ししてくださいました。

だから彼女は、
「頑張れ」と背中を押すよりも、「話を聞くよ。」

そう言える人でありたいと、とても人懐っこさあふれる笑顔で語ってくださいました。

頑張れ!と言われることが多い中、この言葉に救われる人もきっといるのではないでしょうか。

編集後記

「私はどうしたい?」

高堂さんにそう問いかけられると、不思議と「少し話してみようかな」という気持ちになり
心の強張りがふっとほどけて、ありのままの自分でいてもいいと思える。
そんな安心感がありました。

もっと頑張らないと、と自分を無意識に奮い立たせている人
心のどこかで立ち止まっている人
誰かに話を聞いてほしいと思っている人

そんなときは、ぜひ一度、高堂さんに会いに行ってみてください。
あなた自身を大切にする時間が、やがて家族の笑顔へとつながっていく。

そんな優しい循環が、きっとそこから始まるのだと思います。

PROFILE

Pilates Dear
高堂美佳

Instagram
https://www.instagram.com/pilates.dear_toyama/

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